九州の古代王国



日田市 三隈三丘と隈山






九州の日田盆地には三隈三丘と呼ばれる3つの侵食残丘があり、その内の星隈・日隈と対岸の隈山は、ほぼ正確な直角三角形に位置しています。

隈山は地元では熊山と書き、古代の墓と言われてきました。5世紀以前の築造と推測されます。

自然の丘2つと墳墓が、ほぼ正確な直角三角形を描いていることは、他に類をみない特別な遺跡であると言えるでしょう。

隈山の大きさは長径172m・高さ20mで 魏の距離の単位にすると118歩であり、魏志倭人伝に書かれた卑弥呼の墓の直径、100余歩に当てはまります。

卑弥呼が使った宝飾鏡と言われる金銀錯嵌珠龍文鉄鏡が日田から出土していることからも、その可能性は高いと考えられます。
2012年4月27日






直角三角形の頂点の座標

今回の方位座標は地図上の頂上部分で、中心と思われる位置にしました。(会所山北頂のみ中心より北側の位置です)

10進緯度 10進経度
星 隈 33.325219287987 130.90540914532
隈 山 33.314943677888 130.90583333325
日 隈 33.314420110831 130.92866173113
会所山北頂 33.314009422097 130.94958333328

緯度 経度
星 隈 北緯33度19分30.79秒 東経130度54分19.47秒
隈 山 北緯33度18分53.8秒 東経130度54分21秒
日 隈 北緯33度18分51.91秒 東経130度55分43.18秒
会所山北頂 北緯33度18分50.43秒 東経130度56分58.5秒




近代の日田郡に存在した金山



古代の日田郡







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